介護職で正職員(正社員)になる方法って?日勤だけでも働ける?
介護

2022年10月14日

介護職で正職員(正社員)になる方法って?日勤だけでも働ける?

 


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介護職の働き方はパート、正職員(正社員)、派遣社員などさまざまです。
この記事ではパートから正職員になりたいと考えている人に向けて、正職員になる方法や雇用形態ごとのメリット、デメリットを解説しています。
正職員について理解し、自分に合った勤務形態を知ることで介護の仕事を無理なく続けることができるので、ぜひ参考にしてください。


1. 介護職で正職員(正社員)になる方法




パートや契約職員として採用されて働いていると、福利厚生や給料面の違いから正職員になりたいと考えることもあるでしょう。
そこで、正職員になるための3つの方法を紹介します。

■資格を取得する


無資格のまま介護職で働いている場合は、何らかの資格を取得すると就職に有利です。介護の仕事でキャリアアップを目指しているといった意欲を評価してもらえます。
おすすめの資格は以下の3つです。

初任者研修資格 無資格の人は最初に取得すべき資格。約3か月の研修を修了すると取得可能。夜間や通信など受講形態が選べるため、働きながら取得しやすい。
実務者研修 たんの吸引や経管栄養などの技術習得を含めた実習をメインに、合計450時間の研修を受講して得られる資格。サービス提供責任者や介護福祉士の受験資格が得られるなどのメリットがあるため、キャリアアップを目指す方に向いている。
介護福祉士 実務者研修に加えて、3年以上の実務経験があると受験資格が得られる。キャリアアップや管理職になりたい方は取得しておきたい資格。

■パート・アルバイトから


パートやアルバイトから正職員になりたい場合は、社員登用制度を設けている職場かどうかを確認しましょう。
社員登用制度とは、パートなどの非正規で働くスタッフが正社員として働ける制度です。
社員登用制度を利用するメリットは、以下の3つが挙げられます。

● 正職員になる前に会社の仕組みや雰囲気がわかる
● 採用されやすい
● 仕事を覚えやすい

パートとして仕事をしながら仕事内容や職場の雰囲気、人間関係などを見たうえで、社員登用制度を利用して正職員になれることが最大のメリットです。

施設側は正職員を新たに採用するより、パートで働いている職員を正職員にすれば教える手間を省けると考えているため、採用されやすい傾向にあります。

■未経験・無資格可の求人を探す


介護職の人手不足が深刻化していることもあり、未経験、無資格でも正職員で募集している求人があります。
無資格でできる介護の仕事内容は、食事の準備や片付け、ベッドメイキング、有資格者の補佐などがあり、指導を受ければ無資格でも身体介護が可能です。
しかし、訪問介護の身体介護は「介護職員初任者研修」を修了している必要があり、無資格では仕事が限られてきます。
介護職員初任者研修や実務者研修などの資格を所有していたほうが任せられる仕事が増えるため、正職員になりやすいでしょう。


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2. 介護職は夜勤に入らないといけないって本当?




特別養護老人ホームや介護保険施設などの入所施設では、24時間体制で介護職員を配置する必要があるので、夜勤が入る可能性が高いでしょう。
夜勤はできないけれど介護の仕事がしたいと考えている人は、以下の施設での勤務を検討してみてください。

● デイケア(通所リハビリ):日中利用者がリハビリを行う施設
● 訪問介護:日中利用者宅を訪問し、介護を提供する仕事
● デイサービス:日帰りで利用者が入浴や趣味の時間を過ごす施設

上記のような夜勤がない施設も選択肢の一つです。融通が利く施設であれば夜勤なしで働ける場合もあるため、まずは確認してみましょう。


3. 失敗しないために見ておきたい!介護職正職員(正社員)のメリット3選




介護職正職員のメリットを3つの項目に分けて説明します。どのような人に向いているかも解説しているため、併せてご確認ください。

■パートより給与が高い


正職員は仕事の責任が重く内容も多岐にわたることから、給料はパートと比較すると高めの傾向にあります。
パートの給料は時給制が多く、賞与や昇進もほとんどありませんが、休みの申請がしやすくプライベートの時間を確保しやすいのがメリットです。一方正職員は月給制で賞与や昇給のある会社が多く、収入も安定します。
安定した収入が欲しい人は正職員、プライベートの時間を確保したい人はパートが適しているでしょう。

■適用される福利厚生が増える


福利厚生には法律で定められているもの(法定福利厚生)と、会社独自のもの(法定外福利厚生)の2種類があります。

● 法定福利厚生:健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険・介護保険
● 法定外福利厚生:育児手当・介護手当・通勤手当・資格取得助成など

介護職独自の福利厚生として、インフルエンザの予防接種費用助成や腰痛に対するコルセットの配布、治療費の助成などを独自に取り入れている施設もあります。
パートでは法定外福利厚生が利用できないこともありますが、正職員になると可能になるため、適応される福利厚生の幅が広がることはメリットと言えるでしょう。

■スキルアップ・やりがいにつながる


介護職員へのアンケートを見ると、「介護士として働きながらのスキルアップがやりがいにつながっている」とありました。
無資格の職員が働きながら介護職員初任者研修を取得した後、実務者研修や介護福祉士、ケアマネジャーなど、段階的にスキルアップできることが介護職のやりがいにつながっているのです。
他にも、利用者から感謝の言葉をいただいたり人の役に立ったりした経験がやりがいにつながっているとの声もありました。


4. 介護職正職員(正社員)のデメリットとは




介護職の正社員にも、以下のようなデメリットがあります。

● 全体でみると介護職の給与はやや低い
● 転勤の可能性がある
● 業務量が増える

どんな職種にもデメリットはありますので、正社員になる際にはしっかりと確認しておきましょう。


5. 介護職における雇用形態の違い




介護職の雇用形態の違いを正職員と比較しながら解説します。

■パート・アルバイト


パート・アルバイトの特徴は以下の通りです。
● 給料は時給制
● 賞与、昇給はない会社がほとんど
● 退職金は基本出ない
● 法定外福利厚生が利用できない場合もある
● 出勤日は会社と相談して決められ、正職員より比較的自由に設定できる

正職員の特徴は以下のようなものが挙げられます。
● 給料は月給制のため安定している
● 賞与、昇給あり
● 勤務年数に応じた退職金あり
● 福利厚生が充実している
● 決められた勤務日数(4週8休など)に応じて出勤しなければならない

それぞれにメリット、デメリットがあるため、給料面を重視するのか、出勤日数を重視するのかなど、働き方を考えて選択しましょう。

■契約社員


契約社員の特徴は以下の通りです。
● 契約期間が決められている
● 業務内容は正職員と同じ
● 仕事に対する意欲によっては正職員になれる可能性がある
● 賞与がもらえない場合もある

最大の特徴としては、働ける期間が決められています。会社側が延長を申し出れば働き続けることも可能ですが、基本的に期間が過ぎれば契約終了になるケースが大半です。
なお、法律により同じ施設で契約社員として5年継続して勤務すると、無期契約社員になるための申し込みが可能です。
ただし、無期契約社員になったとしても待遇は通常の契約社員と同様の場合が多く、給料が増えたり賞与をもらえたりするようになることはほとんどありません。

■派遣社員


派遣社員の特徴は以下の通りです。

● 給料は派遣会社から出る
● パートより給料が高い
● 残業なし、もしくは残業代が発生する
● 勤務可能な地域や勤務時間の調整がしやすい
● 職場を変えやすい

厚生労働省が発表した令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果によると、介護職のパートの平均時給は1,110円となっています。
一方、令和元年労働者派遣事業報告書の集計結果によると、派遣社員の平均時給は1,199円です。
所有している資格によって時給は変わってきますが、派遣社員のほうがわずかに時給も高い傾向にあります。

介護職の派遣社員として働くには、以下の流れで手続きが必要です。
1. 介護派遣会社に登録:登録料は無料で、電話やネットで登録可能
2. ヒアリング:希望の施設や勤務時間などの打合せをして派遣先を決める
3. 職場の紹介:ヒアリングした内容を基に働く介護施設の紹介があり、納得できれば契約締結
4. 仕事開始:契約期間終了まで紹介された施設で勤務する

派遣社員にもパートと比べて給料が高い、残業がないなどの反面、いつ契約が終了してもおかしくない不安定な勤務形態でもあるため、理解したうえで選択しましょう。


6. まとめ



無資格のパートやアルバイトが介護職の正職員になるには、何らかの資格を取得するのが近道です。
社員登用制度を導入している会社であれば、その制度を利用するのも一つの手段でしょう。

正職員、パート、契約社員など、勤務形態によってメリットやデメリットがあるため、自分が重視する部分で雇用形態を選択するのがおすすめです。


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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
井上優喜

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。 介護士として様々な施設形態での勤務実績あり。求職者目線での記事作成が得意。

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