特養(特別養護老人ホーム)の面接でよくある質問って?解答例やポイントも!
介護

2022年10月14日

特養(特別養護老人ホーム)の面接でよくある質問って?解答例やポイントも!

 


お仕事をお探しの方に無料で求人をご紹介!
無料会員登録はこちら
無料お仕事相談はこちら

特養での勤務を検討していたり実際に面接を控えていたりする方の中には、面接でどのような質問があるか、また、きちんと受け答えができるか不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、特養の面接でよく聞かれる質問や回答例を解説しています。
介護職経験の有無を問わず、この記事を読めば面接官の印象アップにもつながる面接対策ができるので、ぜひ参考にしてください。


1. 面接対策はこれでバッチリ!特養の面接でされる主な質問6選!




特養の面接でよく聞かれる質問を6つの項目に分けて、それぞれの具体的な質問例を紹介します。
経歴や志望動機、長所や短所など質問の具体的なポイントと併せてご参照ください。

■自身の経歴に関する質問



・質問1.「自己紹介をお願いします」


名前と出身大学名や最終学歴の学校名、また現在保有している資格があればそれを介護業界にどう活かしたいのかなどを簡潔に伝えましょう。
ポイントは、長くなりすぎず自身の経歴を30秒〜1分程度で話せるようにまとめておくことです。

・質問2.「あなたの長所・短所は何ですか?」


長所は「友人からは聞き上手だと言われている。話を聞くことが得意」など、介護の仕事に活かせそうな長所を挙げましょう。
具体的なエピソードがあると面接官の印象にも残りやすいため、積極的に取り入れるのがおすすめです。

短所を伝える際に避けたいのは、「人見知りで職場に馴染むのに時間がかかる」などの人間関係にまつわる内容です。なぜなら、介護の仕事はコミュニケーションが重要になるからです。
短所をそのままにせず、改善する努力をしていることを提示すると好印象にもつながります。

■志望動機



・質問1.「なぜ当施設を選んだのですか?」


特養の特徴や取り組んでいる内容を含め自分がどのように働きたいか、施設で何を学びたいかを明確に伝えましょう。

・質問2.「なぜ介護職を選んだのですか?」


目標や介護を通して何を学びたいのか、ビジョンが明確になっていないと続けるのは難しい職種です。
介護職を目指すきっかけとなった出来事を具体的に示し、志が高いことを伝えましょう。

■入社後の働き方に関する質問



・質問1.「入社後はどのような仕事をしたいですか?」


特養でやりたいことや学びたいことなどについて、目標や目的をもっているかの質問です。
「前職はデイサービスで比較的動ける利用者様のサポートがメインだったので、特養では寝たきりの利用者様の身体介護に携わりたい」など、具体的な業務内容を交えて伝えるとよいでしょう。

・質問2.「今後の目標はありますか?」


特養での仕事を通して得られるスキルや知識を踏まえて、具体的に伝えましょう。
「身体介護や認知症の利用者様とのかかわりを通してスキルを磨き、5年後に介護支援専門員の資格を取りたい」など、今後のビジョンを明確にして伝えるのがおすすめです。

■自身の強みや特性に関する質問



・質問1.「前職で成功体験や失敗体験はありますか?」


成功や失敗体験を通して自分が何を感じたのか、特に失敗したときはどのように改善したのかなどを盛り込むと、前向きな姿勢を評価されやすいです。

・質問2.「趣味や特技はありますか?」


この質問では、仕事のストレスを自分でコントロールする術があるか確認しています。
趣味がない人も、周りに関心をもって探してみると見つかるはずです。特別凝った回答を用意する必要はありませんが、答えられるようにはしておきましょう。

■介護職の適性に関する質問



・質問1.「今まで高齢者と接したことはありますか?」


高齢者と接したことがある場合は、どのようなかかわり方をして自分が何を感じたのかを伝えましょう。接したことがない場合は、ニュースや雑誌などを通じて高齢者のことを知り、接することに前向きな気持ちである旨を伝えるのがおすすめです。

・質問2.「介護の仕事で大事にしていることはありますか?」


介護の仕事に対する姿勢や、仕事と真剣に向き合えるのかを見ている質問です。
「どんなに忙しくても、利用者様の前では笑顔で対応するようにしています」「安全に配慮し、不安に思うことは必ず相談するようにしています」など、自分が介護の仕事を通して意識していることを具体的に述べましょう。

■逆質問



・質問1.「入職前に準備しておくことはありますか?」


入職してから準備を始めるより、できることは事前に準備しておきたいと伝えることで、仕事に対する意欲があると判断されます。

・質問1. 「今後介護支援専門員の資格を取得したいと考えています。資格取得後、活躍できる機会はありますか?」


将来資格取得を目指している場合は、取得した資格を活かしていきたい旨を伝えると意欲的な姿勢を評価されるでしょう。他にも、キャリアアップに関する逆質問は効果的です。


お仕事をお探しの方に無料で求人をご紹介!
無料会員登録はこちら
無料お仕事相談はこちら

2. 面接で印象アップするコツ・ポイント




初対面の場では、雰囲気や第一印象が重要です。具体的に好印象に見せるコツやポイントを以下に紹介するので、参考にしてください。

■基本的なマナー


面接時の基本的なマナーとして、以下のポイントが重要です。

● 椅子の背もたれには触れないよう背筋を伸ばす
● 面接官の目を見て話を聞く
● 適切な相槌を打つ
● 話すときは「結論→理由」で要点をまとめる

面接官の話をしっかり聞く姿勢は、相手の目を見ることや相槌を打つことで印象に残ります。
自分が話すときは、要点をまとめて結論から伝えましょう。面接では履歴書ではわからない人柄や雰囲気を見ているため、面接官によい印象をもってもらえるような姿勢で臨みましょう。

■志望動機


数ある施設の中からなぜ当施設を志望したのか、面接官は知りたいと思っています。
履歴書の志望動機はどのように書いたらよいのか、また面接での話し方について、以下で詳しく解説します。

・志望動機の書き方


履歴書に書く志望動機のポイントは、以下の通りです。

● なぜその施設への入職を希望したのかを最初に書く
● 理由を具体的に書く
● 入職後どのような仕事をしたいか、またはキャリアアップしたいかを明記する

冒頭に結論を書くことで、文章が読みやすく、わかりやすくまとまります。
理由部分は今までの経験を踏まえて書くと根拠が生まれ、入職後のキャリアップにつなげやすくなるでしょう。そのため、なるべく具体的に書くことが大切です。
志望動機のほか、介護にまつわる資格(介護職員初任者研修や介護福祉士など)や介護業界で勤務していた経験などを記載するとアピールができます。

・志望動機の話し方


面接時の志望動機の話し方に関するコツは、以下の通りです。

● 結論から話す
● 面接官の目を見る
● 目安時間は1分程度
● 落ち着いた声のトーンでゆっくり話す

面接のときも、結論から先に伝えます。長い話は「まとまりがない」と見られてしまう可能性があるため、1分程度にしておくとよいでしょう。
時間をはかって練習しておくのがおすすめです。面接時は緊張して早口になりがちなため、ゆっくり話すことを心がけると聞き取りやすいテンポになるでしょう。


3. 志望動機の例文って?履歴書の書き方も徹底解説!




具体的な志望動機の例文を、介護業界未経験の場合と違う施設から転職する場合に分けてそれぞれ紹介します。

■志望動機の例文


先述した「結論→理由(今までの経験)→今後の展望」を意識した志望動機の例文を紹介します。特養の特徴を踏まえて志望動機を書くのがポイントです。

・介護業界での仕事が未経験の場合


例文1.「私は多くのスキルを身につけたいと思い当施設を希望しました。今まで接客業に従事していたため、コミュニケーションを図ることは得意です。ホームページを拝見して、当施設では介護度が重い方、認知症の方などさまざまな利用者様がいることを知りました。自分のコミュニケーションスキルを活かして、利用者様に寄り添う介護を提供していきたいと思っています。未経験ですが、主体性をもって仕事に向き合い、スキルアップを目指していきます。」

例文2.「祖父が特養に入所していた際に介護士の仕事を間近に見て、人の役に立つ仕事がしたく当施設を希望しました。飲食店での勤務経験があり、人と接する仕事は自分に適していると思っています。祖父の面会を通じて、高齢者に対する敬意や接し方を学びました。当施設に入職し、身体介護に関する技術や知識を身につけ、今後は介護支援専門員の資格を取得してお役に立てるように精進していきます。」

・違う施設から転職する場合


例文1.「特養で介護度の重い利用者様の身体介護や、認知症の利用者様とのかかわりを通してスキルアップしたいと思い、当施設を志望しました。前職はデイサービスで勤務しており、自立している利用者様が多く、サポートがメインの仕事でした。目標は生活相談員の資格の取得です。介護が必要な利用者様とかかわることで技術や知識を身につけ、生活相談員として利用者様に寄り添った提案ができるようになりたいと思います。デイサービスで培った技術で即戦力として働きながら、スキルアップを目指していきます。」

例文2.「当施設の【一人ひとりの思いを尊重し、寄り添った介護を提供します】という理念に共感し、入職を希望しました。前職は介護老人保健施設で勤務しており、利用者様の入れ替わりが早かったため、1人の利用者様と深くかかわる介護ができませんでした。当施設で利用者様一人ひとりのことを考え、最善の方法を探しながら寄り添った介護を提供していきたいと思います。」


4. 特養で働くのに必要な資格はあるの?




特養で働くのに必要な資格は特にありません。
ただし、以下のような資格をもっていることで手当が発生するなど、スキルアップにつながります。

ケアマネジャー 利用者のケアプランを作成し、一人ひとりに合ったサービスを提案する仕事
社会福祉士 介護にまつわる相談窓口にあたる職種。相談内容に応じて適切な関連機関への連携などを行う
介護福祉士 身体介護や生活援助に加え、ヘルパーへの指導や助言なども行う

また、特養は初任者研修やヘルパー2級を持っている人の採用が前提である場合も多いため、初任者研修を取得していると、採用される可能性が高くなります。

5. まとめ



介護職は高齢者への身体介護や認知症への対応など、一般職とは違う内容が多いため、面接では適正があるかなどをチェックしています。
基本的なマナーとして面接官の目を見て話を聞く、姿勢を正すなどの細かいところにも配慮が必要です。質問に対する回答をあらかじめまとめておき、当日になって慌てないよう準備しておきましょう。



お仕事をお探しの方に無料で求人をご紹介!


この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
求人あるあるお役立ち情報編集部

「求人あるある役立ちコンテンツ」は、医療・福祉の求人広告サイト「求人あるある」が運営しています。 介護・保育・看護・医療等のお仕事をしている方やお仕事をお探しの方に向けてお役に立つ情報を配信しています。

最新おすすめ求人

関連記事