介護事務とは?仕事内容や必要な資格・スキル、給料を解説!
介護

2022年1月24日

介護事務とは?仕事内容や必要な資格・スキル、給料を解説!

 

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介護事務は介護保険や介護に関する事務業務に携わる仕事です。仕事内容は、通常の事務業務と同じような電話対応やレセプトの作成などです。名前の通り、介護サービスを提供している施設で勤務することがほとんどです。

介護事務にはさまざまな魅力があり、人と関わるのが好きな人やコミュニケーションが好きな人、介護に関わる仕事がしたい人にはおすすめの職業です。この記事では、介護事務に必要な資格やスキル、給料を説明します。介護事務への就職に活かしてください。

1. 介護事務とは




介護事務とは、介護保険や介護に関連した事務業務のスペシャリストのことをいいます。主に、レセプトと呼ばれる保険者に請求する介護報酬の明細書の作成、ケアマネージャーの補助などを行います。

また、介護施設などでの窓口業務や来客の対応なども行なっており、通常の事務と同じような業務も行います。

介護現場においては、人員が不足している場合に、フォローに回る場合もあり、幅広い業務に携わる仕事です。

2. 介護事務の仕事内容




介護事務として仕事をする上で、どのような業務内容なのかを説明します。

介護事務の主な仕事は、介護報酬請求業務です。
介護保険サービスを提供している事業所は、提供した介護サービスに応じた利用料を利用者と国から請求します。

国が負担する部分を介護報酬といい、介護報酬を請求するための仕事が介護報酬請求業務と呼ばれます。提供した介護サービスの実績が記入されているレセプトの作成を介護事務が行います。

また、人員が不足している場合には、介護現場でのフォローをすることもあります。

介護事務の残業時間


介護事務は特別な用事がなければ、定時で帰れる仕事です。ただし、事務処理などは期日までに終わらせる必要があるので、終わっていない場合は、残業をする必要があります。

介護報酬請求業務に関しては、月末に締めて翌月の10日までに書類を提出する必要があるため、月末月初は日によって残業をすることがあります。
また、利用者との書類の手続きなどで手間がかかるときや、予期せぬ事態が起きたときも残業しなければいけません。

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3. 介護事務になるために必要な資格・スキル




介護事務になるための必要な資格やスキルを説明します。主に必要なことは次の通りです。資格は必ずしも必要というわけではありません。

  • 介護事務の資格

  • 介護保険に関する知識

  • PCスキル

  • 経理業務スキル

  • コミュニケーション能力



介護事務でおすすめの資格


一部の介護事務では以下の資格が必要なることがあります。
資格を持っていることで、就職に有利に働きます。特に、未経験から介護事務になる場合は資格を持っていると有利です。

実際にどのような資格が役立つのか説明します。

介護事務管理士:JSMA技能認定振興協会


介護事務管理士は、JSMA技能認定復興協会が運営する介護事務資格であり、試験は1月、3月、5月、7月、9月、11月の年に6回行われます。試験内容は介護保険制度や介護請求事務などに関する知識に加えて、レセプト点検やレセプト作成の実務試験などがあります。

受験資格に制限はなく、指定の講座を受講している受験生は自宅で試験を受けることも可能です。通信講座もたくさんあり、仕事などと両立しながら勉強できます。

ケアクラーク:日本医療教育財団


ケアクラークは日本医療教育財団が運営する資格試験であり、介護事務に加えて必要な技術や知識が問われる試験です。介護の知識以外にもコミュニケーション技術や高齢者や障害者の心理や一般医学についても問われる試験であり、試験の出題範囲は広いです。

受験資格に制限はなく、1月、5月、9月の年に3回試験が行われます。試験科目には学科と実技の両方があり、受験会場は公共施設などです。

介護報酬請求事務技能検定試験:日本医療事務協会


介護報酬請求事務業務検定試験は、日本医療事務協会が主催する資格試験であり、介護請求事務に関する知識や技術が出題されます。受験資格は、日本医療事務協会が設けた介護事務講座の修了もしくは、通学している専門学校や大学が受験申請していることです。

社会人の方が受験資格を得るためには、日本医療事務協会の介護事務講座を受ける必要があり、通学と通信の両方で学ぶことが可能です。通学の場合は3日間の受講で終わるので、短期間で学ぶことができます。

・介護事務実務士:医療福祉情報実務能力協会


介護事務実務士は介護保険法に沿って介護事務ができるようになる資格のことをいいます。介護保険請求事務の実務能力の証明となり、介護老人保健施設などの介護関連施設において必要とされる資格です。

NPO法人 医療福祉情報実務能力協会が運営しており、認定試験の受験や通信講座の修了によって与えられる資格です。

介護管理専門秘書検定資格:日本能力開発推進協会


介護管理専門秘書検定は介護報酬請求の技能に加えて、介護福祉制度やケアマネージャーのサポート業務などの知識や技能を証明する資格です。

必要なカリキュラムを修了した後は随時在宅で受験することが可能で合格すれば資格を取得できます。

介護保険事務管理士:日本病院管理教育協会


介護保険事務管理士は、一般財団法人 日本病院管理教育協会が定めた介護事務の資格であり、資格を取得することで、医療や介護などを提供する施設で介護報酬給付請求業務に携わることができます。

資格の取得方法としては、協会の教育指定校にて必須のカリキュラムの受講が必要となり、その後に資格の認定試験に合格しなければいけません。認定校は介護関連の大学や短期大学、専門学校などがあります。

介護保険に関する知識


介護事務は他の事務職とは違い、介護の専門知識が必要となります。資格は必要ではありませんが、介護報酬請求業務や介護職員の連絡、利用者への案内事項など、介護の専門知識が必要となる業務がたくさんあります。

中でも介護保険に関する知識は欠かせないため、しっかりと理解する必要があります。

■PCスキル


介護事務の仕事では、一般の事務と同様にパソコンスキルが欠かせません。基本的なオフィスソフトはもちろん、施設で使う専用のソフトを使えたり、社内文書の作成や収益表をまとめたりする仕事などもあります。これらができる程度のパソコンスキルを身につける必要があります。

経理業務スキル


次に必要なスキルとしては、経理業務スキルです。介護事務はレセプトを作成する仕事がメインです。提供したサービスの利用料を計算し請求を行うため、経理作業に近く経理業務スキルがあると有利です。

コミュニケーション能力


最後にコミュニケーション能力です。介護事務の仕事として、受付に来る人や利用者からの質問に答えたりするため、コミュニケーション能力は大切です。

また、介護事務は他職種との連携をとりながら業務を進めるため、人と関わることが多く円滑なコミュニケーションが重要です。

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4. 介護事務の主な職場・就職先




介護事務の就職先は施設サービスと居宅介護サービスの大きく2つに分かれており、具体的には次の通りです。

・施設サービス
デイサービス、介護付有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など
 
・居宅介護サービス

訪問看護ステーション、在宅介護支援センター、福祉用具レンタル事業者、介護職人材派遣など
 
このように、介護事務の就職先はさまざまな施設があり、主に介護保険サービスが提供する施設や事業所が多いですが、人手不足の場合は他の施設で働く場合もあります。

5. 介護事務の給料(年収・月収)




介護事務職員の給料は、厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、月収(基本給)が204,940円、手当やボーナス有りで312,470円でした。
年収に換算すると、370万円程度で日本の平均年収と比べると低い傾向に有ります。

しかし、他の職種も兼任して働く場合や専業で正社員として働く場合は手当がつくこともあるので、年収が高いこともあります。他の職種との兼任とは、介護福祉士やケアマネージャーなどの介護職との兼任です。

 
令和2年2月 平成31年2月
平均月給 204,940円 203,210円
平均月給(ボーナス有り) 312,470円 304,600円
 
参考:
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/dl/r02gaiyou.pdf

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6. 介護事務の魅力・やりがい




介護事務の魅力ややりがいについて説明します。

介護事務のやりがいは施設の運営に携われる仕事であることです。介護事務はレセプトの作成を行いますが、レセプトを作成するためには知識が必要となります。
また、ケアマネージャーの補助や介護施設内の事務作業全般、職員の給与等の管理を行う立場でもあり、介護事務は施設において重要で大切な存在となっています。

介護報酬請求業務などお金を扱う業務のため、責任が大きくやりがいを感じるでしょう。

また、介護の現場の1スタッフとして働く上で利用者との関わりを持ったり、事務での応対を通して感謝されることもあり、人と関われる点も魅力の1つです。

7. 介護事務に向いている人




介護事務に向いている人は、次の通りです。

  • 人の役に立ちたい人

  • 事務作業が苦痛ではない人

  • 家事や育児でパート勤務希望の人

  • 介護にかかわる仕事がしたい人


これから、上記の4つについて詳しく説明します。

人の役に立ちたい人


まず1つ目は、人の役に立ちたい人です。介護事務は福祉関連の仕事であり、高齢化の進行する日本では、人の役に立つ仕事といえます。メインは事務業務ですが、ケアマネージャーのサポート業務や窓口対応などの業務もあり、事務所を支える重要な役割です。

■事務作業が苦痛ではない人


2つ目は事務作業が苦痛ではない人です。事務作業は基本的にデスクワーク中心のため、1日中デスクに座って業務に取り組む日が多いです。つまり、事務作業を苦痛に感じず、コツコツと作業進めるのが好きな人に向いています。

請求業務を行うため、数字に苦手意識のある人には向いていません。計算自体はそれほど難しくありませんが、正確にこなさないといけないため、事務作業をコツコツできる人におすすめの仕事です。

■パート勤務希望の人


介護事務は家事や育児があり、パート勤務希望の人にも向いています。介護事務はバイトとして働けることも多く、子供たちが保育園や学校に行っている間の数時間で働くことが可能です。

フルタイムで働くとどうしても家事や育児ができないため、アルバイトやパートと言う形で介護事務の仕事に携わる人も多いです。

■介護にかかわる仕事がしたい人


最後に介護に関わる仕事がしたい人です。介護事務は介護施設で働く仕事であり、施設の利用者と関わることも多い職種です。

介護職の中では、残業が少ないためおすすめの仕事です。

8. 介護事務のまとめ




介護事務は、介護施設などで事務仕事を担当しており、介護報酬請求業務やケアマネージャーの補助などを行っています。レセプトの作成は大変な業務であるため、介護施設の中でも重要な仕事です。

介護事務は、資格がなくてもなることができます。また、育児や家事との両立も可能で、パートでも働くことができるのも魅力の一つです。

未経験からでも、介護事務になることができるため介護に携わりたいと考えている人は、求人を探してみましょう。

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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
求人あるあるお役立ち情報編集部

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