介護職の個人目標とは? 設定方法やキャリア別の具体例を紹介!
介護

2022年3月16日

介護職の個人目標とは? 設定方法やキャリア別の具体例を紹介!

 


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介護職においては、個人目標を設定するためのシートを作成することがあります。しかし、目標設定する目的や理由について詳しく知らないという人も、多いのではないでしょうか。
介護職の方が目標を決める理由は、介護サービスの質の向上や業務改善、自己成長・モチベーション維持です。
そこで、介護職の目標設定とは何か、設定する目的、メリット、目標の立て方などについて、詳しく解説します。

キャリア別の目標設定の具体例についても、併せて確認しておきましょう。現在、介護職員として働いている人、これから働くという人は、ぜひ参考にしてください。

1. 介護職の目標設定とは?




「個人目標」とは、介護職の人が業務を行うための目標を決め、ステップアップするためのものです。介護職は、スケジュールの大枠が決められており、ルーティンワークになりやすく、「毎日業務をこなすだけ」といった状態になることが多いでしょう。ルーティンワークをするだけではなく、介護職にやりがいを感じ、モチベーションアップさせるためにも、目標設定する必要があります。

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2. 個人目標を設定する目的・メリット




介護職の方が目標設定する理由は、ルーティンワークになりやすい業務のなかで、やりがいを見つけ、仕事へのモチベーションの維持、介護職としてのステップアップを図ることです。
そこで、介護職の人が個人目標を設定する目的とメリットについて紹介します。介護職として、ステップアップするためにも、目的だけではなく、メリットについてもしっかりと確認しておきましょう。

■モチベーションの維持につながる


個人目標を設定すると、ゴールが見えるため、仕事に対するモチベーションをキープしたり、モチベーションをアップしたりといった効果があります。個人目標を設定せずに毎日ルーティンワークをしていると、新たな課題ややりがいを実感するのは難しいといえます。目標をクリアするために努力するとスキルアップできる他、目標をクリアした際の成功体験や喜びについても感じることができるでしょう。
また、仕事に対しての満足感や自信を得ることにもつながり、介護職を継続するモチベーションも高まります。目標設定することで、自ら仕事に取り組みやすくなることもメリットであるといえます。

■スキルアップにつながる


個人目標では、現在の自分に不足していることを、客観的に理解するといった目的もあります。介護職員として働く中、自分に何が不足しているのか、どのようなサービスを行えば利用者に満足してもらえるのかについて考えるきっかけにもなります。自分を客観視し、必要なことを把握すれば、介護職員としてのスキルアップにもつながるでしょう。

■自身の将来を見通せる


個人目標を設定することで、自分にとっての課題は何かを把握することができ、どのようなキャリアを歩むべきかについて考える際の参考となります。キャリアアップやスキルアップのためには、課題をクリアしていくことが不可欠です。数年間のキャリアビジョンを明確にした上で、現在の個人目標を逆算して決めれば、効率良く経験を積んだり、スキルアップすることができたりするでしょう。

3. 介護職の目標の立て方・ポイント




介護職の目標設定方法には、いくつかのポイントがあります。目標設定方法を確認し、自分の仕事内容に適した目標を決めましょう。個人の目標設定方法を誤ると、目標達成するのが難しくなり、モチベーションの向上どころか低下にもつながるため、注意が必要です。以下、目標を立てる上で考えるべきポイントについて紹介します。

■課題を洗い出す


まずは、達成しなければならない課題について明らかにしましょう。個人目標は、誰にでも当てはまるような内容を適当に決めるのではなく、明確な内容にすることが大切です。目標を明確に立てなければ、どのような方法で、どの程度の期間に達成すれば良いのかといったことが分からなくなってしまいます。また、問題点が明確でなければ、目標を達成できたかどうかについても判断できないため、達成感や満足感を得にくくなってしまいます。目標を決める際には、現在の状況や技能を再確認し、自分が知るべきこと、やるべきことを書き出し、課題や目標を明確にする方法が有効です。

■介護職としての理想を思い描く


自分は、どのような介護職を理想としているのか、どのような介護職員になりたいのかについてイメージします。例えば、先輩の介護職員を理想の姿としている場合は、先輩の行動や利用者とのコミュニケーションの取り方について観察します。また、直接アドバイスしてもらうといった方法も有効です。

なお、他者の目標を参考にしても、自分が達成する意味を見出せなければ、達成に向けての努力を継続することは難しいでしょう。やりがいを感じながら、達成に向けて取り組むためには、自分と関連性のある目標にすることが大切です。目標とは、自分が苦手としていることではなく、自分の魅力や強みをより発揮するためのものです。できないことや苦手なことだけを考えず、自分が得意なことについて目標設定するのも良いでしょう。

■理想を具体化する


理想や課題に対して、どのように行動をすべきかについて検討し、目標や行動を具体化します。具体化する際には、数字を利用すると良いでしょう。例えば、「休憩時間の15分でキャリアアップやスキルアップのための勉強を行う」「毎日5分以上は、利用者とコミュニケーションを取る」など、数字を利用すると具体化しやすいです。

■具体的な期限を設ける


目標を達成するまでの期限を決めなければ、時間がかかる上、中途半端な状態で終わらせてしまう可能性があります。期限を決めることによって、「いつまでに何をしなければならないか」について具体的に設定することができるため、スムーズな目標達成につながるでしょう。

■実現可能な目標にする


高すぎる目標は、具体的な目標であっても達成しにくく、モチベーションの低下につながります。また、自分の仕事に対して自信をなくすことにもつながるため、注意が必要です。実現可能な目標を設定するか、あるいは、大きな目標の場合は、すぐに達成できる課題から始められるように設定しましょう。

なお、個人目標は、設定して終わりということではありません。「どの程度目標達成できていて、何が不足しているか、何が良かったか」などといったことを念頭において行動することが大切です。目標達成までの計画は、臨機応変に変更しながら、ゴールに向かって取り組む必要があります。自分に合った目標を決めるだけではなく、「ゴールにたどり着いたときに、どのような自分になっていたいのか」について考えることもポイントです。目標設定する前後で、達成したときに自分の成長を感じられる内容にすることが、個人目標を立てる大きな理由の一つでもあります。

4. 【キャリア別】介護職の個人目標の具体例




目標の決め方は、どのくらいの期間働いているのかによっても異なります。自分のキャリアに合わない目標を設定したとしても、スキルアップやモチベーションアップにはつながりません。そこで、介護職の経験年数別の目標設定方法を紹介します。

■経験年数1~3年の新人の場合


まずは、新人の介護職員が目標設定するための具体例から見ていきましょう。

・個人目標の具体例


新人の介護職員がスキルや業務について目標設定する具体例は、「介護職の基本技術や知識を学習し、安全に正しい業務を行うこと」が挙げられます。新人介護職員は、先輩や上司の指示に沿って仕事することが多いですが、指示を待つだけではなく、業務の内容を理解し、積極的に仕事に取り組むことが大切です。積極的な仕事内容を目標にすることで、仕事に対する姿勢や考え方をアピールできるでしょう。介護職に限定したことではありませんが、新人の場合、基本的なビジネススキルを身に付けることが重要です。

・資格について


新人介護士は、介護職員初任者研修、もしくは介護福祉士実務者研修の取得を目指すことをおすすめします。これは、基礎知識を身に付けられる上、業務に生かすことができるため、将来のキャリアアップにも役立ちます。取得する際には、講義や実習を受けなければなりませんが、仕事をしながら取得できるため、上司や先輩に、資格を取得したい旨やシフトの調整について相談してみましょう。

■経験年数3~9年の中堅の場合


次に、3~9年目の介護職員の目標設定について紹介します。中堅介護職員は、基本的な業務を滞りなく行えるだけではなく、スキルアップのための課題や新人教育を担当することもあります。そのため、キャリアプランを含めた目標を決めることが大切です。

・個人目標の具体例


個人目標の具体例としては、「利用者ごとに合わせたケアを行い、些細な変化もくみ取れるようになること」が挙げられます。また、マネジメントスキルを身に付ける他、人材育成やグループのリーダーになることも目標として挙げられるでしょう。自分の成長だけではなく、人材育成やマネジメントスキルなどを目標にすると、スキルアップにつながります。

・資格について


中堅介護職員は、ケアマネージャー、介護福祉士、社会福祉士といった資格の取得を目標にすると良いでしょう。資格を持っていると、キャリアアップの際にも役立ちます。資格によって受験条件に違いがあるため、条件をクリアしているかどうかについて確認することも大切です。

■経験年数10年以上のベテランの場合


経験年数10年以上の介護職員は、利用者へのサービス提供の他、施設の管理、現場への指示など、管理職として働いているケースも珍しくありません。人材育成や施設の管理など、職場環境を良くするための個人目標設定をすると良いでしょう。

・個人目標の具体例


経験年数が10年以上の個人目標の具体例としては、「緊急事態の臨機応変な対応」「他の機関・職種との連携」などが挙げられます。また、施設で人材育成する立場となり、仕事の幅を広げてスキルアップにつながるような目標設定をすることもおすすめです。

・資格について


経験年数の長い介護職の人は、主任介護支援専門員や認定介護福祉士などといった専門的な資格を取得するのも良いでしょう。専門的な知識が身に付いていると、収入アップやキャリアアップのための転職の際にも有利となるため、資格取得を目標にすることもポイントです。

5. 個人目標は主体性を重視して立てよう




介護職の人が目標設定すると、業務内容や技術などの課題を客観視することができ、課題を明確にし、目標設定後のサービス提供方法、業務内容を決める際の参考になります。
現在、自分に不足しているものや将来のビジョンを考えた上で、目標達成するためには資格を取得すべきか、どのようなスキルを身に付けるべきかについて考えることで、モチベーションアップにもつながります。
課題、理想の姿、キャリアビジョンを含め、自分の状況に適した個人目標を設定しましょう。



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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
求人あるあるお役立ち情報編集部

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