グループホームで盛り上がるゲームを紹介!進め方や効果も解説
介護

2023年3月8日

グループホームで盛り上がるゲームを紹介!進め方や効果も解説

 


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グループホームでは、認知症の利用者でも楽めるレクリエーションやゲームが行われています。しかし、いつも同じゲームばかりでは飽きてしまい、脳の活性化につながりません。
そこで今回の記事では、利用者全員で盛り上がり、なおかつコミュニケーションを促進できるゲームを紹介します。認知症防止に効果が見込まれるゲームで、利用者に楽しんでもらいましょう。



1. グループホームでゲームを行うメリット




グループホームは「認知症対応型共同生活介護施設」と呼ばれ、認知症の方が少人数で専門スタッフのサポートを受けながら共同生活を送る施設です。日常生活だけでは新しい刺激が少ないため、ゲームを行うことで、脳に新しい刺激を与えられるでしょう。
グループホームでのゲームを含むレクリエーションの実施は、1日おき、もしくは1週間に数回程度など、施設によって適切な回数は異なります。

■刺激を与えることで認知症を予防できる


脳に対して、常に新しい刺激を加えるレクリエーションで有名なのが「回想法」です。若い頃の自分の写真を見たり当時好きだった音楽を聴いたりすることで、昔の記憶を呼び起こします。考えることで、認知機能の向上に効果があるとされています。

■生活のリズムを健康的にできる


レクリエーションは頭や指を使うため、身体機能の維持・向上や心のリフレッシュ、脳の活性化につながります。生活リズムを保ち、健康的な生活を送る手段としても有効です。グループホームで共同生活を送るためにも、利用者が積極的に参加できるような工夫を行いましょう。

■コミュニケーションを促進できる


他者とのコミュニケーションが減少すると、高齢者の場合は認知症につながることもあります。
デイサービスや介護施設でのレクリエーションでコミュニケーションが促進されることで、脳の活性化や認知症予防に効果的です。スタッフだけでなく、利用者同士もコミュニケーションを図れるようなレクリエーションを心がけましょう。


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2. 【運動系】グループホームで盛り上がるゲーム3選




グループホームで、体を動かして盛り上がれるゲームを3種紹介します。

■ピンポン玉ゴルフゲーム


点数を書いた紙コップを置き、ピンポン玉が紙コップに当たるように転がすゲームです。

【目的】
● 競技的な要素を含んでいるため、利用者同士のコミュニケーションが図れる

【用意するもの】
● 点数を書いた紙コップ
● ピンポン玉

【進め方・ルール】
1. 所定の位置から、紙コップめがけてピンポン玉を規定回数投げる
2. 当たった紙コップの点数を計算する
3. 点数の高い人が勝ち

■風船バレー


バレーボールを楽しむだけでなく、風船に書かれた文字を当てる楽しさもあり、応用すれば脳トレにもなるゲームです。

【目的】
● 上肢の運動と脳トレにつながる
● グループでのゲームが難しい利用者も、徐々にならしていくことができる

【準備するもの】
● ペンマ
● 風船

【進め方・ルール】
1. 膨らませた風船にひらがなの単語を書き込む
2. 書く単語は3文字からで、難易度に合わせて単語数を増やす
3. 参加者は輪になり、レクリエーションリーダーが輪の中に風船を投げ入れる
4. 参加者同士で30秒~1分間、風船をバレーボールのように打ち合い、風船に書かれた単語を当てる

■ボール運びゲーム


バスタオルの両端を2人1組で持ち、その上にボールや風船を置いて次の組に渡すレクリエーションゲームです。

【目的】
● ペアになることでコミュニケーションを促す
● 腕や足に適度な負荷負担がかかるため、トレーニング効果がある

【準備するもの】
● バスタオル
● やわらかいボールまたは風船

【進め方・ルール】
1. 2人がペアになり、バスタオルの両端を持つ
2. ボールをバスタオルに乗せて、次のペアに渡していく
3. ボールを運んだ数やタイムによって点数をつけ、順位を決める
4. バスタオルで運ぶボールや風船の数を増やしたり風船を多く使ったりして、難易度を調整できる


3. 【脳トレ系】グループホームで盛り上がるゲーム3選




脳トレ系のゲームは認知症予防になり、日常生活で使っていない脳の箇所の活性化が期待できます。盛り上がるゲームで、さりげなく脳トレを促しましょう。

■間違い探しゲーム


似たイラストを2枚用意し、間違っている部分を当ててもらうゲームです。

【目的】
● 観察力と集中力が必要なため、認知機能の維持に役立つ

【準備するもの】
● 似たイラスト2枚

【進め方・ルール】
1. 似たイラストを2枚並べる
2. 参加者に間違っている部分を当ててもらう
3. 似たイラストを10枚ほど用意し、どのイラストの形が間違っているかを探す形式も可能

■イントロクイズ


曲のイントロ部分のみを流し、参加者に曲名を当ててもらうゲームです。

【目的】
● 音楽を聴くことで脳を刺激し、気分のリフレッシュを促す
● 過去を思い出すことで認知機能の維持に役立つ

【準備するもの】
● CDプレーヤーなどの音楽を再生する機械
● 音源

【進め方・ルール】
1. 音楽のイントロを流し曲名を当ててもらう
2. 1番早く曲名を当てた人が勝ちとなる

■制限付きしりとり


ただのしりとりではなく、制限をつけてしりとりを行うゲームです。

【目的】
● テーマや制限を設けることで、言語や記憶の機能を鍛える

【準備するもの】
● しりとりのテーマ

【進め方・ルール】
1. 「3文字の言葉」「食べもの」「ニュースに出てくる言葉」などのルールを設定する
2. ルールに従ってしりとりをする
3. 参加者の年齢や趣味に合わせて制限を決めてもよい


4. 【回想法】グループホームで盛り上がるゲーム3選




利用者は昭和生まれの方が多く、昭和を題材としたゲームをすることで盛り上がってくれるでしょう。

■昭和クイズ


昭和を題材にしたクイズを解き、楽しく会話をして脳を活性化させるクイズです。

【目的】
● クイズを解くことで、記憶を言語化させる

【効果】
過去を思い出して話すことで脳が活性化し、認知症の発症を予防する効果が期待できます。問題の答えの日に起こったことを他の人と話すと、さらに効果的です。

■質問ゲーム


昔の生活を思い出す質問を印刷した回想法プリントに答えを書き込み、参加者同士で話して会話を広げて楽しむゲームです。

【目的】
● 思い出を書き出し、他者と交流することで脳の活性化を図る

【効果】
故郷や子どもの頃を思い出し、他人と話すことで認知症の進行の抑制が期待できるほか、情緒を安定させる効果も見込めます。

■料理の材料当てクイズ


食材の写真やイラストが描かれたカードを用意します。料理名を挙げ、その料理に使われる食材をカードから選んでもらうゲームです。
通常では使用しない食材のカードを一部混ぜておくことで、ゲーム性が高くなります。

【目的】
● 食事に関する記憶を喚起し、会話を発展させて脳の活性化を促す

【効果】
過去の記憶をたどりながら、食事にまつわる思い出話に発展させることで脳トレに効果的です。


5. まとめ



軽い運動や脳トレ、昔を思い出す回想法を取り入れたゲームなどは、全員で楽しめると脳の活性化や認知症に効果的です。利用者の楽しみにもなり、健康的な生活を送ることにもつながります。
グループホームでのレクリエーションに迷っている施設職員の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。


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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
栖原 大輔

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。介護福祉士。福祉業界の実務経験に裏付けられた豊富な業界知識による現場目線での記事作成が得意。

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