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特養とは?給料や仕事内容・働くメリットを紹介!

「介護職として働く」といっても、介護の仕事にはさまざまな職種や施設があります。そのため、それぞれの事業所や施設によって仕事内容はもちろん給料にも違いがあるのです。この記事では、そんな介護施設の中でも介護度の高い利用者が多い「特養」で働く場合の業務内容や平均給料、働くメリットや役立つ資格などを詳しく解説します。

 

1. 特養とはどんなところ?

介護に関わる話の中で耳にすることも多い、特養は「とくよう」と読み、正式名称を「特別養護老人ホーム」といいます。高齢者向けの施設がさまざまある中で、公的な介護保険が利用でき長期入所が可能なので人気がある施設です。なお、特養は基本的に要介護3以上の人しか入所できないので、介護度の高い利用者が多いのも特徴の1つといえるでしょう。病院や老健とは異なり、退院や退所をする必要がないので「終の棲家」として入所する人も多いです。

2. 特養での給料の平均を紹介!

気になる特養の平均給料は、常勤の人が30万2680円、非常勤の人が16万7400円です。この金額が高いのか安いのかを知るには、他の介護事業所の給料と比べる必要があります。たとえば、「訪問介護」いわゆるホームヘルパーの場合、平均給料は常勤の人で26万4680円、非常勤の人で15万3570円です。

ただし、特養の中でも施設によって給料には差があります。その証拠に、「夜勤手当」を例に挙げましょう。特養には夜勤があり、1回の夜勤に対しての手当てがつきます。この夜勤手当は、ある施設は7,000円だったり、別の施設では4,000円だったりするのです。もし、月に5回の夜勤をしたと仮定すると、前者の施設では3万5000円の夜勤手当がつくのに対し、後者の施設では2万円の夜勤手当になります。このように、それぞれの施設によって夜勤手当だけを見ても1万5000円の差が出るのですから、月給になるとその比ではないでしょう。

3. 特養での主な仕事内容とは?

特養の仕事は、要介護者の施設での生活をサポートすることです。これを詳しくひも解くと、まず、お風呂のお世話、つまり入浴介助があります。特養の利用者は比較的介護度の高い人が多いため、1人でお風呂に入れる人はそう多くありません。特に、寝たきりの人や車椅子の人は、寝たままや車椅子のまま入れる機械浴で入浴する人もいます。また、認知症の人の場合は、身体的には問題がなくても安全面での心配があるため見守りが必要になるでしょう。もちろん、入浴後の着替えの手伝いや皮膚状態のチェック、髪を乾かすことなども入浴介助に含まれます。入浴は身も心もさっぱりとし楽しみにしている利用者も多いので、安心して入ってもらえるよう介護者の技術が問われる介助です。

つぎに、人が生きていくうえで欠かせない食事介助があります。特養の利用者の場合、自分で食べられなかったり、見守りが必要だったりするケースも多いです。噛む力や飲み込む力が弱くなっている人には、細かく刻まれた食事やペースト状にした食事が提供されます。刻み食やペースト食は、その形状によって自分では食べにくいため介助を必要とすることも多いでしょう。ですから、おいしく楽しく食事をしてもらうためには介護者の援助方法がとても大切なのです。食べさせ方だけでなく、声の掛け方なども大事なポイントになります。

また、トイレの誘導やオムツ交換などの排泄介助も行います。排泄介助は、利用者の自尊心を傷つけないように行うことが大切です。利用者の中には羞恥心から同性による介助を希望する人もいます。そのような利用者の気持ちに寄り添ったうえで手際良く、それでいて丁寧な介助が求められるでしょう。

さらに、利用者の健康管理を行うことも特養において大切な業務です。血圧や体温の計測はもちろん、食事摂取量の把握や皮膚状態の確認も健康管理に含まれます。特養の場合、ほとんどの施設が嘱託医を抱えているため定期的に医師による回診があります。その際、利用者の近況を医師に伝えて病気の早期発見につなげるのも、特養で働く介護士の仕事です。

その他、特養では利用者の身体機能の維持や回復のサポートも介護士が行います。具体的には、リハビリを目的とした体操やレクリエーションの提供、利用者の余暇活動への支援などが挙げられます。利用者に生きがいをもって生活をしてもらえるよう、夏祭りやクリスマス会など季節ごとのイベントを企画したり、外出の機会を設けたりするのも大切な仕事です。そして、家族に施設での利用者の状況を伝えたり、持ち物などの連絡をしたりする仕事もあります。利用者家族との信頼関係はとても大事なので、積極的に家族ともコミュニケーションを図りましょう。

4. 特養で働くメリットを知ろう!

特養には要介護度の高い利用者が多いので、自然と介護技術の向上が見込めます。人を相手にする介護は教科書通りにはいきません。1人1人の利用者の疾病や状況に合わせて介助方法が異なるため、1人1人の介助に当たっているうちに何通りもの介護技術が身に付くのです。これは、介護士にとって財産になります。なぜなら、別の介護現場で働くことになったとしても、経験から得た知識を活かして個々に合った介護方法を見つけることができるからです。そのため、「特養で働いていました」というと「介護のプロ」という認識を持たれ、どこの現場でも重宝されるでしょう。

もちろん、特養での現場経験はスキルアップにも役立ちます。中でも、一定以上の知識と経験が必要なケアマネージャーを目指す人にとっては、特にその経験が生かされるはずです。

5. 特養で役立つ資格6選!

一口に「特養で働く」といっても、特養には介護士以外にもさまざまな職種があるため、働くには以下のような資格が役に立ちます。まず、介護士としての基礎を学ぶことができる「介護職員初任者研修」です。特養は資格がなくても働けるため、資格なんて取らなくてもと思う人もいるでしょう。しかし、介護の基本を学ぶことは介護士としての自分を守ることにもつながります。特養に限らず介護職は命を預かる仕事なので、介護の「か」の字も知らない状態で働くのはとても大変なことです。小さなミスが利用者の命に関わる恐れだってあります。ですから、基本的な知識をもっているだけでも、ずいぶん働きやすくなるはずです。

つぎに、国家資格である「介護福祉士」の受験に必須資格なのが「介護福祉士実務者研修」です。介護職として長く勤めていくことやキャリアアップを考えている人は、この「介護福祉士実務者研修」の取得が必須です。同時に、医療ケアの知識も得られるメリットがあります。

そして、国家資格である「介護福祉士」を取得すると介護士としてだけでなく、サービス責任者や相談員として働くこともできます。そのため、「介護福祉士」は福祉現場でのキャリアアップを目標とする人の多くが取得を目指す資格です。一方、「社会福祉士」は、相談業務や関係者との連携業務を行う国家資格で、特養では家族との関わりが多い生活相談員として勤務します。

それから、現場での経験を積んだうえで受験資格を得られる「ケアマネージャー」です。ケアマネージャーは、正式名称を「介護支援専門員」といい、介護に必要なケアプランを作成します。特養勤務の場合、ケアプラン作成に伴う利用者や家族とのやり取りのほか、利用者の介護方法について介護士や看護師らと検討するケアプラン会議を実施します。

その他、特養には介護保険給付費の請求業務を行う「介護事務」としての求人もあり、需要が高まっている資格です。介護報酬は単位計算が複雑なので専門的な知識を要すため、介護保険の基礎から学びます。きっと、介護保険の仕組みを理解するのにも役立つはずです。働きながら資格取得を目指すこともできるので、気になる資格がある人は検討してみるとよいでしょう。

6. まとめ

特養には、介護度が重く寝たきりの人や認知症の人、麻痺のある人などさまざまな利用者がいます。そのため、他の事業所では得られない経験ができるはずです。さらに、特養にはいろいろな性格の利用者がいるので、介護技術以外に利用者との関わり方も学ぶことができます。特養での経験を活かし、活躍できる場を広げてみてはどうでしょうか。

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