介護

2022年5月13日

介護職員初任者研修とは|資格取得のメリットと取得方法、難易度まで調査!

 


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介護職員初任者研修とは、介護福祉業界で働くときに役立つ知識や技術を学べる研修です。高齢化が進む日本では、介護職の需要が高く、職場によっては無資格・未経験でも就職できます。そのため介護職への就職は、一般企業に入社するよりは比較的目指しやすいといえるでしょう。

しかし、介護職員初任者研修をはじめとした介護関係の資格を保持しておけば、就職により有利に働きます。勉強しておくことで、未経験で挑戦するより少しは安心して介護に取り組むことも可能。

介護職員初任者研修とは、どのような資格なのでしょうか。本記事では、メリットや取得方法まで詳説していきます。介護職や介護職員初任者研修に興味がある人は参考にしてみてください。


1. 介護職員初任者研修とは




介護職員初任者研修とは、介護についての基礎知識を身に付けるための研修で、介護関連の資格の中では最初に取得しておきたい資格です。以前までは「ホームヘルパー2級」として認知されてきましたが、2013年の制度変更で「介護職員初任者研修」に変わりました。

介護には、着替えや入浴などの支援はもちろん、気持ちを汲み取った心理的な支援も必要となります。介護の経験がなくとも、介護に必要な知識や技術、考え方を学ぶことができます。また、資格を所持しておけば介護職はもちろん、家庭内での介護や高齢者を対象とするサービス業にも役立つ研修です。

実務研修や介護福祉士などもありますが、その中でも一番番基礎となる資格なので、初めて介護を学ぶには最適な資格といえます。働きながらの取得ももちろん可能です。

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2. 介護職員初任者研修と実務者研修の違いとは




介護職員初任者研修とよく似た研修として、「介護福祉士実務者研修」があります。実務者研修とは、介護に必要な知識や技術を習得し、地域医療との連携や多職種との協働を実践できる介護専門員の養成を目的とした研修です。

これらの研修には大きく分けて四つの違いがあります。

■介護職員初任者研修と実務者研修の違い
介護職員初任者研修 介護福祉士実務者研修
介護福祉士の受験資格への該当 なし なし
科目数 9科目(130時間) 20科目(450時間)
修了試験 あり なし
費用 4~8万円 8~20万円

四つの違いについて一つずつ解説していくので、自分に合った研修を選びましょう。

■介護福祉士の受験資格への該当


一番大きな違いは介護福祉士の受験資格への該当の有無です。介護福祉士とは、介護が必要な人の生活動作を支援するための知識や技術を有する、介護専門の国家資格です。
資格取得のためのルートの一つに「実務経験ルート」というものがあります。「実務経験ルート」は、働きながら介護福祉士を目指すためのルートです。このルートで資格を取得するには、実務者研修の取得が必須条件となっています。

一方、介護職員初任者研修は取得しても介護福祉士の受験資格にはなりません。専門学校に通わず、働きながら介護福祉士を目指す場合は、実務者研修の取得が必須なので注意しましょう。

■科目数


介護職員初任者研修の科目数は9科目です。受講時間にすると130時間となっており、早ければ1カ月ほどで取得できます。一方、実務者研修の場合は科目数20科目、受講時間は終了まで450時間にもなります。

実務者研修で学ぶ科目は介護職員初任者研修と同じ科目もありますが、多くの科目はより専門的な内容になっています。

介護職員初任者研修を取得していれば、実務者研修で免除される科目もあるため、介護職員初任者研修を取得してから実務者研修を受講する方がよいかもしれません。

■修了試験


介護職員初任者研修は修了試験があるのに対し、実務者研修は修了試験がないという違いもあります。介護職員初任者研修の場合は、基礎的な知識が身に付いているか確認する意味合いで修了試験が設けられているようです。受験者をふるい落とすための試験ではないので、難易度はそれほど高くありません。

また、スクールによっては追試も受けられます。試験があるからといって気負いすぎず、安心して研修に臨みましょう。

■費用


介護職員初任者研修と実務者研修は費用が大きく異なります。介護職員初任者研修は安くて4万円台から受講できますが、実務者研修は安くても8万円台からの講座が多いようです。安くても倍、高いと5倍以上の費用がかかると考えると、介護職員初任者研修の方が受けやすいです。

また、介護職員初任者研修を取得していると実務者研修の費用が割引されるスクールもあります。費用の面から考えると、まずは介護職員初任者研修を取得し、段階的に実務研修を取得する方がよいかもしれません。

3. 介護職員初任者研修を取得するメリット




介護の基礎的な知識が学べる介護職員初任者研修。介護のことが学べるのは勉強になりますが、それ以外にもメリットがあります。介護職員初任者研修を取得することで得られるメリットは以下の三つです。

【介護職員初任者研修取得のメリット】
・ 就職しやすい
・ 昇給につながる
・ キャリアアップがしやすい

具体的にはどういう部分がメリットになるのか、それぞれ解説していきます。

■就職しやすい


介護職員初任者研修を取得していると就職しやすくなります。日本では介護職の需要が高く、無資格・未経験でも就職できる職場もあります。

しかし、介護関係の資格を保持していることが応募の最低条件とする職場も多くあります。人手不足の職場であっても、一定の知識を持つ即戦力になり得る人材が求められているのでしょう。介護職員初任者研修を取得していれば、就職先の選択肢が広がります。

また、無資格・未経験で応募できる職場であっても、資格の有無は介護職への熱意をアピールになります。介護職員初任者研修を取得することで、資格を持っていない人より一歩リードできます。

■昇給につながる


介護職員初任者研修は保持しているだけで昇給につながります。介護関係の職場で介護関連の資格を保持していると、保持していない人と比べて評価されやすいです。なぜなら、資格は自分で積極的に勉強しないと取れないからです。そのため、資格取得は評価の対象となり、結果的に昇給につながります。

職場によっては無料で介護関係の資格を受験させてくれるところもあるので、そういった制度がある場合は積極的に活用しましょう。

また、資格手当をもらえる職場もあります。職場にもよりますが、資格手当は正社員の場合だと月15,000円、パートでも時給が100円上がることもあります。

■キャリアアップがしやすい


介護職員初任者研修を取得することで、キャリアアップが可能です。介護職には、キャリアアップの指標として「介護キャリアパス」が定められています。介護職員初任者研修は、キャリアパスの中でも最初に取得する資格として位置付けられているのです。

取得することで、上位の資格である実務者研修の受講時間が130時間も免除されるメリットがあります。さらに、上位の国家資格である介護福祉士の取得を目指す場合、実務者研修の取得が条件になるためキャリアアップがスムーズです。

4. 介護職員初任者研修を取得する方法




介護職員初任者研修は、合計130時間の講座を受けた上で試験に合格すれば取得できます。具体的なカリキュラムは以下の通りです。

■介護職員初任者研修のカリキュラム
学習内容 総合講義時間
職務の理解 6時間
介護における尊厳の保持・自立支援 9時間
介護における尊厳の保持・自立支援 6時間
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 9時間
介護におけるコミュニケーション技術 6時間
老化の理解 6時間
認知症の理解 6時間
障害の理解 3時間
こころとからだのしくみと生活支援技術 75時間
振り返り 4時間
合計 130時間

参照:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」

介護職員初任者研修のカリキュラムは通学もしくは通信学習にて受講できます。通学講座や通信講座で受講する違いやメリット・デメリットについて、以下で一つずつ解説していきます。

■通学講座を受講する場合


教室に通って学ぶ通学講座があります。

メリットは、講師やスクールの生徒と話せる機会が多いことです。講師と関わる機会が多いと質問がしやすかったり、体験談や介護業界の情報などを教えてもらったりできます。また、生徒同士関わる機会も多いので、刺激を受けながら学べます。

一方で、通学のための時間を確保しなければならないというデメリットもあります。通学講座の場合は授業の時間が決まっているため、仕事や育児をしながらだと難しいこともあります。働きながらでも通いやすいように「土日コース」「夜間コース」を設けているスクールもあります。自分の生活パターンと照らし合わせながら検討しましょう。

ただし、通学講座の場合は最短15日で資格を取得できます。そのため、時間の都合を付けやすく、講師や仲間から刺激を受けながら最短で資格を取得したい人には通学講座がおすすめです。

■通信講座で受講する場合


通信講座で取得するという方法もあります。通信講座の場合は、自宅でテキストを用いて勉強しながら資格取得を目指せます。そのため、働きながらでも取得しやすいというメリットがあります。ただし、自宅学習が可能なのはカリキュラムのうち40.5時間までで、それ以外は通学する必要があります。

さらに、通学講座のみと比べると、自主性が必要であり取得までに時間がかかるというデメリットもあります。通学講座の場合は、スクールに行けばおのずと勉強できますが、通信講座の場合は自主的に勉強をしなければなりません。また、通信講座の場合は最短でも資格取得まで約1カ月かかります。

そのため、仕事や育児と両立しながら自分のペースで学習していきたい人には、通信講座での取得がおすすめです。

5.介護職員初任者研修の受験資格や難易度




就職にも役立ち、時間を融通しながら取得できる魅力的な資格は積極的に取得したいものです。ここで気になるのは、受験資格や難易度。介護職員初任者研修の受験資格と難易度について調べたところ、以下のような結果でした。

■受験資格:16歳以上
■難易度:低め

それぞれの内容について詳しく解説していきます。

■受験資格は?


介護職員初任者研修は16歳以上であれば誰でも受けられます。その名の通り、初任者のための資格なので性別・学歴・資格・経験などは一切不問です。

日本語が理解できれば、知識や経験がなくても受けられます。介護に興味がある方には、もってこいの資格といえるでしょう。まずは門戸が広い介護職員初任者研修を取得し、その後実務研修や介護福祉士を目指すとよいかもしれません。

■難易度は高い?低い?


スクールでのカリキュラム修了後には試験があり、合格すると介護職員初任者研修を取得したことになります。

試験は、受験者をふるい落とすための試験ではなく、あくまで基礎的な知識が身に付いているかを確認するための試験です。そのため、合格率は公開されておりませんが、難易度は低めといわれています。日々の勉強をしっかりと取り組んでいれば、落ちる心配をする必要はほとんどないでしょう。

また、ほとんどのスクールで追試が受けられるので、ほぼ全員が合格できます。緊張しすぎずに、安心して介護職員初任者研修に挑みましょう。

6. まとめ




介護職として働くための基礎となる知識や技術を学ぶことができるのが、介護職員初任者研修です。介護職員初任者研修のメリットや受講方法についてまとめたので、あらためて確認してみましょう。

【まとめ】
・ 従来のホームヘルパー2級と同等の資格
・ 実務者研修と比べ、より入門的な資格
・ 就職がしやすい、昇給につながる、キャリアアップがしやすいなどメリットが多い
・ 通学講座か通信講座を選んで受講できる
・ 16歳以上なら誰でも受験できて、取りやすい資格

16歳以上であれば誰でも受けられる上に、就職時にも有利に働く資格です。似ている資格に実務者研修がありますが、介護職員初任者研修はより基本的で費用も安いので、初めて取得する介護関係の資格に適しています。ただし、国家資格である介護福祉士の受験資格には該当しないという面もあります。

メリットやデメリット、受講方法を理解した上で受講を検討しましょう。とはいえ、介護職に就いていたり、目指していたり、将来的に家庭内での介護を検討していたりする場合には、取得しておくことをおすすめします。




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