障害のある高齢者の方向けのレクリエーション5選!レクリエーションの目的についても紹介
介護

2023年7月18日

障害のある高齢者の方向けのレクリエーション5選!レクリエーションの目的についても紹介

 


お仕事をお探しの方に無料で求人をご紹介!
無料会員登録はこちら
無料お仕事相談はこちら





障害のある高齢者向けの施設では、定期的にレクリエーションを開催することで、利用者が健康的な生活を送るためのあらゆる効果を得られるでしょう。
今回は、高齢の障害者の方に適したおすすめのレクリエーションを紹介します。レクリエーションが必要な理由も合わせて解説しているので、レクリエーションを企画する際はぜひ参考にしてください。


1. 高齢の障害者の方向けのレクリエーション




レクリエーションには多くの種類がありますが、どのようなレクリエーションが高齢の障害者の方に向いているのでしょうか。ここでは、高齢の障害者の方に適したレクリエーションを5つ紹介します。

■輪投げ


輪投げは、座った状態でも体を動かせるおすすめのレクリエーションです。
輪を掴むことで握力や指の力が鍛えられ、投げる際には腕や上半身の筋力に効果的な運動ができます。的を狙う集中力や力加減を考えて投げる力が必要になるため、脳にもよい刺激を与えられるでしょう。
ビンゴゲームやカウボーイ風輪投げなどさまざまなルールがあり、自然と場が盛り上がりやすく、よいスコアを出せれば達成感も得られ自信につながるでしょう。

■ストレッチ


運動不足になりがちな高齢の障害者が、身体機能の維持・向上を目指すにはストレッチが効果的です。
たとえば、首や肩をほぐすストレッチなら肩こりの予防や嚥下(えんげ)機能の維持・向上が期待でき、腰や下半身のストレッチなら腰痛予防やスムーズな歩行に効果があるでしょう。
運動が難しい場合でも、ストレッチなら座った状態で行えるため、習慣化することで健康的な体を維持できます。

■音楽鑑賞


音楽鑑賞によって、リラックス効果のあるクラシック音楽や若い頃の記憶がよみがえる懐かしいメロディーなどを聴くと、脳機能によい影響を与えられます。
音楽などで過去を思い出すきっかけをつくることは、脳の活性化につながり、認知症予防にも効果的です。
また、音楽には精神を活性化する効果と鎮静化する効果があるため、元気を取り戻したりイライラを鎮めたりといった精神的な安定を促すことにもつながります。

■クイズ


頭を使うレクリエーションの一つであるクイズは、脳全体の活性化に効果的です。
クイズを行うことで脳機能が活発に活動し、認知機能や記憶力、判断力などを鍛えられます。また、脳のトレーニングになるだけでなく、クイズに正解するとやりがいや達成感も得られるでしょう。
参加者をグループに分けて対抗したり正解したチームに景品を用意したりすれば、コミュニケーションや協調性の活性化も期待できます。

■折り紙


折り紙は、体力のない高齢の障害者が楽しく参加できる人気の高いレクリエーションの一つです。
指先を使って作業するため、手先の運動になるだけでなく脳を活性化することにもつながり、認知症の予防が期待できます。また、作った作品を飾ったり人にプレゼントしたりする楽しみがあり、社会性の維持につながることも魅力的と言えるでしょう。


お仕事をお探しの方に無料で求人をご紹介!
無料会員登録はこちら
無料お仕事相談はこちら





2. 高齢の障害者の方のレクリエーションの目的




ここからは、高齢の障害者の方がレクリエーションを行う目的について見ていきましょう。

■認知症の予防


クイズや言葉遊び、簡単な計算など頭を使うレクリエーションは、考える力や判断する力、決断する力などを養い、脳の働きを活性化して認知症の予防や進行を止める効果が期待できます。
折り紙やお手玉、楽器の演奏などのレクリエーションも手先や指先を使うことで脳に刺激を与え、認知症の予防に効果的です。
さらに、人とコミュニケーションをとることで脳へ刺激を与え、認知機能の維持・向上を目指すこともレクリエーションの目的と言えるでしょう。

■身体機能の維持


体を使うレクリエーションは、普段運動の機会が少なくなりがちな高齢の障害者の方が身体機能を維持するために行います。
適度に体を動かすことによって機能の回復や維持が期待できるため、自立した生活を目指せるでしょう。また、体を動かすことで代謝が高まり、自律神経を整えられるため、規則正しく健康的な生活が送れます。

■社会性の維持


外出の機会や人と会う頻度が減少しがちな高齢の障害者の方にとって、レクリエーションを通して周囲の人たちと交流することは、社会性を維持するために大切なことです。
レクリエーションは、参加者を集めたりグループで活動したりすることが多く、人とのかかわりが増え、それが楽しみや生きがいにつながることで、日々の生活の質を高められるでしょう。


3. まとめ


レクリエーションを行うことで、脳の活性化や身体機能の維持、孤独の解消といった効果が期待できます。
しかし、まずは参加者の身体能力や疾患などを考慮して、楽しみながら続けられるレクリエーションを行うことが重要。この記事を参考に、高齢の障害者の方が健康で豊かな生活を送れるようなレクリエーションを実施しましょう。


>>介護職の求人を探しているならこちら!


お仕事をお探しの方に無料で求人をご紹介!


この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
栖原 大輔

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。介護福祉士。福祉業界の実務経験に裏付けられた豊富な業界知識による現場目線での記事作成が得意。

最新おすすめ求人

関連記事